機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル (7)
2005年11月8日 読書ISBN:4047137529 コミック 富野 由悠季 角川書店 2005/10/26 ¥588
丁度、Zガンダムの映画版の1本目を見終わって、調子づいて続きをTVシリーズを見てすっかり、008X年代にスリップ。
そんなときに、丁度エコール・デュ・シエルの新刊を入手。この巻で、エゥーゴのMk-2奪取に時代が追いついた。世界観がぐっと理解しやすくなりました。しかし、この作品読んでると、アナハイム・エレクトロニクスの軍需産業らしい企業体質がなかなか興味深いです。
これ読んでて思い出したのですが、この時代のモビルスーツは全天視界モニタを搭載しているのですが、ここに投影(なのか?)される画像は、カメラやセンサから入力したデータを元に、データベースで検索した物体を元にコンピュータグラフィックスで描画しているというものです。確か、小説だかにはこの辺りのことが説明してあったと思うのですが、このシステムだと、ある一定以上、破壊されたモビルスーツの場合、うまく表示できずゴミとして表示されるんだとか。
割とこの話を聞いたときには、良く考えられているなぁと感動したものですが、今Zを見てみると、人型の5本の指を持っているロボットにしては、器用に指を動かす割にその操作系がよくわからない。パイロットがデータグローブをはめていたり、パイロットの動作をリアルタイムにキャプチャリングしている風でも無い。そこら辺の技術レベルのミスマッチさが、時代なのかなぁ。
今も思い出されるフレーズ「Mk-2は所詮マーク2」という台詞。誰が言ったんだか、アーキテクチャを進化させずに高速化のみを図った事に対する揶揄と当時考え、そのころに売っていた"NEC PC8801 Mk-2"と重ね合わせて、旨いこと言うモンだなぁと思ったものです。
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